株式分割発表後に辞職 ライブドア監査担当会計士

産経ニュース

 ライブドア粉飾決算疑惑に絡み、家宅捜索された同社の会計監査を担当する港陽監査法人(当時神奈川監査法人横浜市)の会計士が、平成15年9月期決算を「適正」とする監査報告書を提出した当日に、同監査法人を辞職していたことが、18日分かった。ライブドア(当時エッジ)はこの会計士が脱退する1カ月前に、株価の乱高下を招いたとして問題視される株式100分割を発表していた。監査方針をめぐって内部に意見対立が生じた可能性もある。

 ライブドアが15年9月期の決算内容を記載した有価証券報告書を提出したのは、同年12月26日。同報告書には同月19日付の監査報告が添付されており、辞職した会計士も含め3人が連名で「(報告書が)経営成績などを適正に表示している」との意見を表明した。