会計専門職大学院、18校が計画・検討

 公認会計士など会計の専門家を養成するための「会計専門職大学院」の開校が相次ぐ。早稲田大学青山学院大学など9校が来年4月に開校する予定。2006年4月以降を含めると、18校が開設に向け準備や検討を進めている。企業活動のグローバル化や会計制度の改革で会計専門家の育成が急務になっている。

 来年4月に開校を計画しているのは大学8校と資格取得支援の東京リーガルマインド(東京・港)の計9校。現在、会計専門職大学院中央大学1校だけで、設置が一気に広がる。このほか、関西大、愛知大、甲南大が2006年4月の開設に向けて設置準備委員会を設けて準備中。立教大、専修大、日本大なども検討を始めている。金融庁は会計監査の質の向上を目指し、約1万5000人の公認会計士を5万人まで増やす目標を掲げる。2006年からは社会人が受験しやすくなるなど、公認会計士の試験制度を抜本改革する。会計専門職大学院を修了すると、新会計士試験の一部が免除になるため、入学希望者が増えると大学側は期待している。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040726AT2D2300K26072004.html