西武グループ、会計監査を監査法人に変更

西武鉄道は9日、伊豆箱根鉄道を含めたグループ企業の会計監査を監査法人に変更する方針を明らかにした。西武の会計監査は2人の個人会計士が担当しており、それぞれ29年と18年と長期間にわたる。外部からのチェック機能が形がい化していた点も指摘されており、会計監査を監査法人に変更して経営の透明性を高める。

 変更先や時期については検討中。自社での株式事務についても外部委託する方向。決算監査は貸借対照表損益計算書など財務諸表が対象で、株主の保有比率などは直接の監査対象ではないが、長期間の担当が自社での株式事務と合わせ問題を長年放置する原因になったとの見方もある。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041110AT1D0908X09112004.html