ライブドア、会計ソフトの弥生を230億円で買収

 インターネット関連企業のライブドアは、会計ソフト大手の弥生(東京・中央、平松庚三社長)を買収する。買収金額は約230億円。弥生は中小企業を中心に全国で約40万の取引先企業を抱える。ライブドアは買収でソフト販売事業を強化する。また弥生の顧客基盤をネット関連サービスに活用し、相乗効果を追求する。弥生の筆頭株主(出資比率は約95%)となっている企業買収ファンド、アドバンテッジパートナーズ(東京・千代田)などと合意し、8日に契約した。

 ライブドアはまず弥生が今月中旬に実施する約30億円の第三者割当増資を全額引き受け、その後、アドバンテッジが保有する弥生株を買い取る。100億円の現金を支払うとともに、株式交換により約100億円相当分のライブドア株をアドバンテッジに割り当てる。弥生の経営者ら他の株主とも同時に契約、弥生株の全株を買い取る。弥生の前身は米会計ソフト、インテュイットの日本法人で、2003年2月に経営陣による企業買収(MBO)で独立した。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20041109AT1D0803J08112004.html