金融審、虚偽記載に課徴金導入・証取法改正案提出へ

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20041222AT1F2100Y21122004.html

 金融審議会(首相の諮問機関)は21日開いた企業開示に関する作業部会で、有価証券報告書に虚偽の記載をした企業から課徴金をとる制度を導入することで大筋合意した。課徴金は企業の開示義務違反を抑止する効果が高いと判断した。これを受け金融庁は来年の通常国会証券取引法改正案を提出する考えだ。

 作業部会は24日に上部組織である金融審議会の第一部会に報告し、了承を得る予定。課徴金の水準など制度の詳細は今後金融庁が詰める。法改正を経て、早ければ来年中の実施を目指す。