中央青山監査法人、新理事9人を選任・臨時社員総会開催

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 カネボウ粉飾事件を受け中央青山監査法人は7日、臨時の社員総会を開き新たな理事9人を選任した。佐藤元宏氏(58)が「理事長代行」に選ばれたほか、監査経験が豊富な代表社員8人が新理事に就いた。同法人は粉飾事件を見逃した責任を取り、全理事が辞任していた。同法人は不正監査の再発防止策を打ち出しており、新理事は監査水準を上げるため改革を急ぐ。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051007i413.htm

 カネボウ粉飾決算事件で所属公認会計士3人が起訴された中央青山監査法人は7日、社員総会を開き、奥山章雄理事長を除く10人の理事全員が辞任し、新たに9人の理事を選任した。

 全員が新任で、初の40歳代の理事を2人選んだ結果、平均年齢は52歳と4歳若返った。地方事務所に所属する理事も1人増やして3人にした。同法人は「改革に意欲を持つ人材の登用で大胆に改革を進める」としている。