金融相、監査制度見直し「背景に企業と会計士のなれ合い」

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 伊藤達也金融担当相は14日、閣議後の記者会見で、与党などの間で公認会計士が同一企業を担当できる年数を現行の7年から5年に短縮する案が浮上していることについて、「背景には企業と公認会計士の間でなれ合いがあるのではないかという監査制度に対する信頼性の議論がある」と指摘。カネボウの粉飾事件の公判などを踏まえながら、制度の見直しを進める考えを示した。