W杯の入場券販売、大手会計事務所が「監査」

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 サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会の入場券の販売手続きを大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)のスイス事務所が「監査」することになった。発券を巡るトラブルの回避に向けて「外部の目」を活用する。

 人気が沸騰するW杯の入場券は希少性が高く、常に不正の温床になってきた。前回の日韓大会では購入者の個人名を特定する方式が導入されたものの、国際サッカー連盟(FIFA)理事名義の券が闇市場に流れたり、転売目的とみられる大量の入場券が発見されたりした。大量の空席が生じたり二重発券したりするトラブルも起きた。