警察庁、会計文書の廃棄・紛失で28人を処分

 全国の警察本部などで保存期限前の会計文書を廃棄・紛失していた問題で、警察庁は15日、同庁と皇宮警察本部、各管区警察局、各情報通信部に関係する処分を発表、当時の責任者ら28人が長官注意などの処分を受けた。

 警察庁で会計文書を廃棄、紛失していたのは会計課、人事課、旧国際一課、旧国際二課、旧薬物対策課。当時の会計課長2人と薬物対策課長を長官注意、人事課主任ら6人を所属長訓戒、所属長注意、口頭厳重注意とした。

 皇宮警察本部は、警務部会計課会計専門官ら3人を同本部長訓戒、同注意などとした。関東、中部、九州の各管区警察局、北海道、東京都の警察情報通信部も担当者らを処分した。

 警視庁も同日、廃棄問題の処分を発表。総務部長が国家公安委員会による戒告処分とされたほか、前会計課長ら77人が警視総監訓戒、警務部長訓戒などの処分を受けた。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20040715AT3K1501Q15072004.html