専門職大学院26校の設置認可へ・8校が会計大学院

 大学設置・学校法人審議会は25日、来春開設を目指す専門職大学院26校などの設置認可を中山成彬文部科学相に答申した。新たに公認会計士試験の一部免除が決まった「会計大学院(アカウンティングスクール)」が8校入ったほか、知的財産分野の人材を養成する専門職大学院も2校、初めて認められた。発足3年目を迎える専門職大学院は、欧米などに比べ遅れているとされる高度な専門性を持つ実務家を養成する場が、大幅に拡充することになる。

 設置が認められたのは専門職大学院を含め計112校の大学、学部などで、文科相は今月30日に認可する。

 昨年の公認会計士法の改正などで、公認会計士養成系の専門職大学院の修了者は2006年以降の新公認会計士試験の科目の一部を免除されることになっている。こうした制度改正を受け、国立の北海道大、東北大、私立の早稲田大、明治大、関西学院大などの計8校が来春、会計大学院を開校する。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041125AT1G2203625112004.html