新日本監査法人、M&A支援へ新会社・手法など助言

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050131AT1D3000C30012005.html

 国内4大監査法人の一つ、新日本監査法人(東京・千代田、水嶋利夫理事長)は企業の合併・買収(M&A)の支援ビジネスに本格参入する。2006年の施行が予定される商法改正で、外資による日本企業の買収など国際間のM&Aが活発になると判断。会計監査収入の伸び悩みもあり、M&Aの支援を新たな収益源に育てる考えだ。

 このほど、新日本のM&A事業部や関係会社を統合し、100%子会社「アーンスト・アンド・ヤング トランザクション・アドバイザリー・サービス」(EY TAS)を設立した。企業がM&Aを検討する際、手法や資金調達方法について助言するほか、資産査定や税務も手掛ける。

 海外のM&Aに詳しい公認会計士などを中心に約150人の体制で、2月から本格的に業務を開始。初年度の売上高は40億円を見込む。