新医療法人に外部監査義務付けへ・厚労省検討

http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1F04019%2005022005&g=E3&d=20050206

 厚生労働省は、2006年度の医療制度改革に合わせて創設をめざしている新しい医療法人に公認会計士による財務監査を義務付ける方向で検討する。現在の医療法人は毎年の財務内容について、外部の監査を受けていない。第三者の目による財務チェックを義務付け、新法人の経営に対する患者の信頼を高めることをめざす。

 厚労省は新しい医療法人を「認定医療法人」と名付け、現行の医療法人よりも非営利性を一段と徹底する半面、税制の優遇を受けることができるようにする考え。いまの医療法人も配当が禁止されているなど非営利が原則だが、親族企業に利益を移すなど実態は「金もうけ」に走る医療法人があるとの指摘も多い。