平成17年公認会計士試験第2次試験短答式試験における試験問題の誤りについて

 平成17年5月29日に実施しました平成17年公認会計士試験第2次試験短答式試験の問題18は正解が存在しませんでした。
 採点につきましては、受験者にとって不利な取扱いとならないよう配慮し、問題18においては、すべての受験者の解答を正解として取り扱うことといたします。
 受験者の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びしますとともに、今後、出題に当たっては、細心の注意を払い、二度とこのようなことが生じないよう万全を期してまいります。

出題ミスが明らかになったのは、先月29日に行われた公認会計士の第2次試験です。試験を実施した公認会計士・監査審査会によりますと、50ある問題のうち「税効果会計」について5つの選択肢の中から正解を選ぶ問題で、選択肢の中に正しい解答がなかったということです。このため、公認会計士・監査審査会では、この問題について受験したおよそ1万5000人全員に、得点を与える措置をとるとともにホームページを通じて出題ミスについておわびすることにしています。公認会計士の試験では、平成元年にも出題ミスが起きており、公認会計士・監査審査会では「受験者の皆様に、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびするとともに、今後は再発防止に万全を期します」としています。

 金融庁傘下の公認会計士・監査審査会は1日、5月29日に実施された公認会計士試験の短答式試験で、出題ミスが1カ所あったと発表した。全受験者の回答を正解として扱うため、「合否への影響はない」という。公認会計士試験で短答式が始まった1995年度以来、ミスが発覚したのは初めて。

 ミスとされたのは税効果会計について問う設問で、5つの選択肢に正解がなかった。審査会は「ネットの掲示板などで受験者から指摘が出ており、再確認したところ、ミスが分かった」と話している。