カネボウ粉飾、リーダー役の会計士が関与認める供述

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 カネボウ粉飾決算事件で、同社の連結決算の粉飾に関与したとして証券取引法違反有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕された中央青山監査法人公認会計士、佐藤邦昭容疑者(63)らが粉飾への関与を認める供述を始めたことが22日、関係者の話で分かった。

 関係者によると、佐藤容疑者は中央青山代表社員で、カネボウの監査チームのとりまとめ役。逮捕以来、否認を続けてきたが、「子会社の連結外しなどで粉飾を手助けした」などと認める供述に転じたという。