企業基準共通化、新株発行費を対象に・国際組織と合意

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日本の会計基準を作る企業会計基準委員会は23日、国際会計基準理事会(IASB)と基準の共通化を目指す2回目の会議をロンドンで開いた。当面の検討テーマとして、すでに決めた「海外子会社の会計基準」など5項目に加え、新株発行費の取り扱いを加えることで合意した。来年3月に東京で3回目の会合を開くことも決めた。

 IASBは世界90カ国で利用される国際会計基準(IAS)を作る国際組織。共通化作業は日本の会計基準とIASの差異を減らす狙いで、今年から本格化した。