中央青山、人事評価見直し・リスク管理に重点

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 中央青山監査法人の奥山章雄理事長は4日、日本経済新聞との会見で「監査不祥事の再発防止には、会計士の業務の質を上げる必要がある」と述べ、会計士の評価基準を見直す考えを明らかにした。

 会計士の業務成績を評価する際、これまでは監査先の開拓など営業成績が評価に占める比重が高かった。カネボウ粉飾決算で4人の会計士が逮捕されたのを受け、今後は粉飾決算を見抜くなど「監査上のリスク管理に力を入れたかどうかを評価の中核とする」(奥山理事長)という。