減損処理、四半期ごとに・金融庁などが会計ルール改善案

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 金融庁企業会計審議会と民間の企業会計基準委員会は、上場企業の決算開示を年2回から4回に義務付ける際の、会計・監査ルール案の大枠を固めた。土地などが取得価格を大幅に下回る際に再評価する減損処理を四半期ごとに実施することなどが柱で、欧米並みのルールにする。

 企業会計基準委が18日に会計ルール作成に向けた論点整理案を提示する。企業会計審が12月下旬にも四半期決算をどう監査するか定めた報告書をまとめる。これらを受け、金融庁は来年の国会に証券取引法改正案を提出、2007年度決算からの導入を目指す。