四半期開示、減損や買収費用も・会計基準委ルール案

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版

 日本の会計基準を決める企業会計基準委員会は、上場企業の四半期決算での情報開示ルール案をまとめた。損益、資産・負債のほか現金収支(キャッシュフロー)の開示も義務づけ、経営に大きな影響を与えるリスク情報の記載も求める。幅広い開示を促し、投資情報の充実につなげる。2008年3月期から導入する。

 上場企業は証券取引所の要請で四半期業績を開示しているが、内容にはばらつきがある。証券取引法改正により08年3月期から四半期決算が義務づけられる見通しで、基準委は開示の統一ルールを作成した。